「まずい!もう1杯」はもう古い!意外と知られていない青汁の世界

みなさん、突然ですが「青汁」といえばどのようなイメージがありますか?
美容によさそう?野菜不足が解消できそう?健康によさそう?
ポジティブなイメージの前に、「まずそう」が頭に浮かんだ人が多いのではないでしょうか。
ところが今は、美容ドリンクとして愛飲している芸能人やモデルもいるほど美味しくなっているんです!
青汁はまずくて続かないというのは過去の話。今の青汁はどうなっているんでしょうか?
なぜ「青汁といえばマズい」なのか
青汁は元々九州地方を中心に飲まれていたマイナーな飲み物でしたが、90年代ごろからバラエティー番組の罰ゲームなどで使われるようになりました。
「笑っていいとも!」のジョッキ青汁に見覚えのある方もいるのではないでしょうか?
やがてCMの「まずい!もう一杯」のキャッチフレーズで広く普及することになり、知名度は一気に広がりました。
その罰ゲームのイメージとキャッチフレーズの強烈さゆえ、未だに「青汁=まずい」のイメージが残っているようです。
そもそもなぜ青汁はまずいの?

元々青汁は、戦時中・戦後の栄養補給を目的として生まれた飲み物。
当時は味を美味しくするよりどれだけ栄養が取れるかということが重視されていたんです。
それに加え、当時の青汁の主成分は「ケール」と呼ばれる葉っぱでした。
その栄養価の高さが注目されましたが、青臭さや苦味はケタ違い。よほどの強い意志がなければ挫折してしまう場合がほとんどです。
飲みやすく改良された現代の青汁

「良薬口に苦し」も度が過ぎれば飲まれさえもしません。
食の時代において、もはや美味しいことは最低条件となり、青汁メーカーも美味しくて健康に良い物を開発するようになりました。
また、原材料の豊富化も理由のひとつです。時代を重ねるごとに、ケールと同じくらい栄養価が高くクセも少ない原材料が発見され、積極的に使われるようになりました。
青汁の種類
ここで、ケールも含め、青汁の代表的な原材料の特徴をご紹介します。自分に合った効能の葉っぱや味があるかどうか探してみて下さい。
特徴 | 効果 | |
ケール | メラトニン・ルテインという成分が含まれている。野菜の中ではトップクラスの栄養価。味は強烈。青臭さと苦味がある | 自然入眠効果・生活習慣病予防・老化予防・目を保護する効果・お通じ改善・血流改善・歯と骨の強化・美肌効果 |
大麦若葉 | カリウムはほうれん草の約18倍・マグネシウムは約4倍。各種ビタミン群も豊富(A・B群・C・E・H・K)各種ミネラル・抗酸化物質・酵素・タンパク質・食物繊維などを豊富に含んでいる。ニオイや味にクセがなく、青汁にすると抹茶のような味わいで非常に飲みやすい | お通じ改善・デトックス効果・脂肪燃焼効果・老化防止・アトピーの改善・美肌効果・ストレス、疲労回復 |
明日葉 | セリ科の植物、ミネラルが豊富。食物繊維・タンパク質・βカロチン・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB2・カリウム・ナトリウムの全てにおいてケールより多く含まれている。味はほろ苦く、天ぷらや炒め物・鍋物に適している | アンチエイジング効果・むくみ防止・脂肪燃焼効果・老化防止・アトピーの改善・美肌効果・ストレス、疲労回復 |
桑の葉 | 漢方薬などにも使われる、疾患の改善作用がある葉っぱ。桑の葉にしか含まれていないDNJという成分がある。緑色植物の中で血糖降下作用が最も強い。苦味やクセはほとんどなく、ほんのり甘い | カロリー抑制・ダイエット効果・血圧降下・血糖降下作用・滋養強壮・解熱・鎮咳 |
青汁をもっと美味しく飲む方法♪

飲みやすくなったとはいえ、基本的には野菜ドリンクですから、どうしても青臭さが苦手!という人に、美味しく飲める青汁アレンジレシピをご紹介します!
青汁+牛乳
青汁特有の青臭さや苦味を、牛乳のまろやかさが緩和してくれます。抹茶ミルクのような味わいで、お子様にもオススメ。ハチミツを入れると更に飲みやすく!
青汁+豆乳
豆乳もクセのある飲み物ですが、混ぜることで不思議と両方のクセが消えて飲みやすくなります。豆乳自体も、非常に栄養素の豊富な飲み物。相乗効果で更に健康にいいドリンクの出来上がりです!
青汁+ジュース
青汁の苦味を緩和し、自然な甘みをプラスしてくれます。ジュースはバリエーションが豊富なので、飽きることなく色んな味を楽しめるのがいいですね。 野菜ジュースは、人参のジュース以外なら混ぜても問題なし。すっきりとした口当たりになります。
青汁+ヨーグルト
ヨーグルトの程よい酸味とまろやかさが、青汁の飲みにくさをカバーしてくれます。デザート感覚で青汁を摂れると、女性に人気の組み合わせです。
青汁は薬ではないので、即効性はありません。しかし、毎日継続することによりその効果が現れてきます。
そのためには、まずは自分に合った青汁を見つけることが大切です。
飲み方も工夫しながら、青汁を習慣にしてみてくださいね!